アルバイトをしながらの転職活動
1.アルバイトも気楽ではない
2.新卒ですぐに退職した私に対する風当たり
3.そもそも慢性的な人手不足の業界はブラック
4.それでも成功した転職
5.順調な滑り出し
1.アルバイトも気楽ではない
新卒で採用された企業を2か月で退職した私にはアルバイトという道しか見つけられませんでした。
親元から離れて生活を送っていたため、とにかく生活費を稼がなければいけませんでしたが、前職に比べれば収入も半分になりました。
かけもちが許される会社なら昼間の仕事を終えた後、時給の高い夜間のアルバイトをするといった選択肢もありましたが、副業が禁止されていたため、わすがの収入で10か月間を過ごすことになります。
アルバイトという立場は精神的な安定を得る代わりに豊かな生活を失うことになりました。
2.新卒ですぐに退職した私に対する風当たり
昼間のアルバイトをしながらハローワークに通い、条件の良い転職先を探すようになりました。
この頃には、自分は営業職ではなく事務職に向いていると考えておりました。
その理由は、退職した企業では営業職で失敗、今のアルバイトでは事務職で気楽といった単純なものでした。
福祉団体で配属された部署は総務部の人事課でしたので、外部との接点もほとんどなく、業務は内部での調整が大半を占めていたため私自身には良い環境でした。
一方で、転職活動は全くすすみませんでした。
新卒ですぐに退職をした私に好印象を持ってくださる企業などなく、履歴書を送付した後4〜5日後には書類選考で不採用という通知が届きました。
運良く面接をしていただけても、前職を辞めた理由や私の人間としての甘さを追及され、明るい見通しは全く立ちませんでした。
改めて社会の厳しさと私のような人間に対する風当たりの強さを実感することになります。
3.そもそも慢性的な人手不足の業界はブラック
そのような厳しい環境での転職活動でしたが、快く受け入れてくださる企業もありました。
しかし、快く受け入れてくださる会社に面接に行くと、明らかに従業員が疲弊した顔をしていたり、面接の帰りにパートさんに声をかけられ、「この会社だけは辞めておいた方が良い。面接の時は良いことを言うけど、入社したら奴隷扱いを受けるよ。」と言われたこともあります。
慢性的な人手不足の業界は、ブラック企業が多く人の出入りも激しいため就職しやすいのだという現実も目の当たりにしました。
それでもアルバイトは有期雇用でしたので、私に残された道は意地でも正社員として転職を成功させることになっておりました。
4.それでも成功した転職
ある日、いつもと同じようにハローワークで求人票を見ていると、和紙のメーカーの求人を見つけました。
その頃住んでいた場所からも近く、募集内容も営業事務職と、少し私の希望からは外れましたが目に止まったのです。
しかも、定期昇給や年2回のボーナス等、条件面はとても良く、何よりも未経験者への研修が充実していると記載されていたため、1回目の就職で失敗した私にとってはとても魅力的な求人内容でした。
そして、書類選考はなくハローワークからの紹介状を持って面接に向かうことになりました。
面接官は社長と総務課長のお2人でした。
面接の内容では女性社員を希望されていたようでしたが、24歳の男性なら将来の幹部候補として育成できる、という理由で採用されることになったのです。
こちらも決まった時期は3月でしたが、なんとかギリギリ転職に成功したのです。
5.順調な滑り出し
福祉団体は3月末の期間満了で退職し、4月からは和紙のメーカーに勤めることになりました。
この会社には私と年齢の近い同僚もたくさん働いておられ、特に現場の男性陣からは可愛がられるようになりました。
当然、初めての業界ではありましたが、先輩から可愛がられていたこともあり、内勤の営業事務として外勤の営業職の方との連携も滞ることなく、3か月が過ぎた頃には仕事は卒なくこなせるようになっておりました。
また、全国で100人規模の企業ではありましたが、社長からも高い評価を受け、私自身もこの会社に骨を埋める覚悟をしておりました。
しかし、7月に入りジワジワと内部の実態を知ることになります。
