パソコンは、もう「一家に一台」が浸透した。
スマホも、小学生からお年寄りまで持ち、学生や社会人にとっては手放せないツールになっている。
ここまでスマホやパソコンが浸透してくると「使えないと損する」時代になってきたとも言えるだろう。
以前なら、情報のほとんどはテレビや雑誌、あとラジオから得るくらい。
家庭でも職場でも、テレビの話題が中心になり、芸能人やスポーツ選手、あるいは政治の話題ばかりだった。
しかし、現代では、テレビや雑誌は「オールドメディア」とくくられる。
テレビの視聴率も10%いけば良い。
一桁の視聴率なんて当たり前で、実際、テレビ局はスポンサー集めに苦慮している。
スポンサーからの資金がなければ、大物芸能人を呼び、海外へロケを行って番組を作ることもできない。
テレビ番組の多くがギャラの安い芸人やアイドル、中には外国人も出すようになり、クオリティは下がる一方。
もはや視聴率を争う意味もない。
一方で、ネットやSNSが発達したことで、情報の多くはネット経由になった。
外国の話題でもGoogle先生がすぐに翻訳してくれて、日本語で読める。
日本のメディアが伝えていない情報も、外国の情報源から簡単に得られる時代になった。
芸能人でなくても、面白くて有益なコンテンツを発信し続ければインフルエンサーとして注目される。
実際、多くの芸能人は自分のチャンネルを立ち上げ、コンテンツを提供するようになった。
もちろん、背後にはスタッフがいて企画やセッティングをして、芸能人本人はテレビと同じように振舞うだけ。
とはいえ、テレビとは異なる芸能人の一面が見られるから、ある程度の人気はある。
発信する内容も、別に大衆受けする必要はない。
専門的な内容でも、ニッチな内容でも、見る側が「価値がある」と思えばファンがつく。
重要なのは、情報を得たいと思って検索するユーザーが、どのように探しているかだ。
探し方によってはすぐに見つかることもあれば、なかなか探せずに時間だけが過ぎてしまうこともある。
要するに「慣れ」が必要だ。
