転職エージェントはチャンス到来

チャンス到来

1.一発逆転
2.真面目さが認められた
3.給料も問題なし
4.人間関係も問題なし
5.強い思いは必ず実る

1.一発逆転
私がこだわっていた条件、手ごたえのあった面接でしたが、大きな医療法人からはいつもと同じように不採用通知が届きました。
しかし、不採用通知が届いた2週間後の夜、見たことのない番号から携帯電話に着信があったのです。
恐る恐る電話に出ると、なんと医療法人の人事課長からでした。

「実はあなたはこの前の面接では次点で採用を見送りましたが、採用した方が突然退職されたので、もしまだ他に決まっておられないようなら、こちらに来ていただくことは可能ですか?」

一般逆転の瞬間でした。

2.真面目さが認められた
翌週の月曜日から出勤することになり、意気揚々と病院に到着した私は気持ちも新たに大きな声で挨拶をし、事務所に入らせていただきました。
その事務所には経理課、総務課、人事課、管理課、そして事務長と総合病院を裏方として支える事務職が勢揃いでした。
応接室に通されて、人事課長から事の経緯や条件面、そして何故私が選ばれたかといったお話を伺うことになりました。
2週間前に採用された方はこだわりが強く、周囲とのいざこざが絶えなかったそうです。
配属先の総務課だけではなく、経理課や管理課の職員とも短期間で問題を起こし、このまま本採用となると大きな爆弾を抱えることになるので、試用期間の間に解雇をするよう事務長からのお達しがあったようです。
そして、面接では真面目に受け答えをしていた私が次点であったため、今回の採用に至ったそうです。
真面目さが認められました。

3.給料も問題なし
給料や有給、業務時間や業務内容の説明もひと通り伺い、私にとってはもったいないくらいの条件でした。
元々、医療法人を条件にしていた理由は、給料やボーナス、有給の取得など福利厚生を重視していたからでした。
人事課長はすべての説明を終えた後、労働契約書を提示されました。
大学を卒業して初めて見る労働契約書でした。
まともな企業はこのようなやりとりがあるのだなぁと初めて見る契約書にサインと押印をし、無事に採用されることになりました。

4.人間関係も問題なし
私が配属された部署は総務課でした。
私より少し年上の方が退職をされるということで補充されたのですが、その方も職場環境に問題を抱えておられた訳ではなく、理学療法士になるべく専門学校に通うために退職されることになったようです。
退職前に1週間でしたが、引き継ぎの期間もありました。
退職前に一度一緒に晩ご飯を食べる機会もありました。
そこでも、とても恵まれた職場環境ではあったが、事務職をしている間に自分自身ももっと医療に携わりたいと思いが募り、今回の退職に踏み切ったと仰っておりました。
そして、理学療法士になって、もう一度この病院に戻って来ると話されていたことが私にとってはとても印象的でした。

5.強い思いは必ず実る
大学を卒業後、ブラック企業に次ぐブラック企業で、社会を信用できなくなっていた私でしたが、この大病院で採用していただき、真面目に生きておれば必ずチャンスは巡ってくるのだと確信しました。
今の環境が不遇であったとしても、諦めず、自分自身が強い思いを持っておけば、その思いはいつか実ります。
この辛かった経験は今の私の原点にもなっております。

丸投げ上司末路

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